Education

ゲットーサンタ

まいどー!

ほんでメリークリスマス!
再開から二度目がクリスマスっちゅうすごいタイミングですが、アメリカのクリスマスは家族のホリデー。日本でいうたらお正月やお盆に近い感じです。

アメリカ人に言わしたら、クリスマスに恋人が家族に隠れてデートすんのはおかしいらしい 笑。

今日はうちの教室の話。
俺のクラスにはいつも10人から12人の生徒がおんねんけど、年もバラバラ(13~20歳)やし、障害の種類や程度もバラバラなので日本みたいな「学級」っていう概念を育てる事が難しいねんな。

でも、一日に30分、必ずクラス全員でなにか一つの事を調べたりやったりするクラスミーティングっていう時間をおいてるねん。

クラスミーティングでは毎回ちがうことをして全員参加を目指してる。
たとえばあまりしゃべれない子は俺が持ってきた写真とかを前で持って立っとくだけで授業参加になるねんな。そんな感じでみんなもどうやったら一緒にできるだろう?自分はなにができるだろう?って考えるようになる。

そんなある日、世界のクリスマスについて調べることになった。

christmas_funny_picture_23.jpg

最初にこんな写真見せて、
サル「このサンタはどこがおかしいかな~?」
生徒1ペンギン「なんで裸なの?」
生徒2魚「なんでトナカイがいないの?」
生徒3ネズミ「そりにのってないよ」

と、つかみを取っておいて、
サル「これはオーストラリアのサンタでした。オーストラリアは季節が逆で、今は夏やからサンタもこんなんやねんで」

という感じで「世界のクリスマスを調べよう!」っていう風に持っていくのです。

グループに分かれて調べたら、みんなに発表。
ほしたらオーストラリアのクリスマスを調べていたグループが、

「ゲットーサンタだ!」
て言うんで何かと思えば、

まず、オーストラリアの家には煙突がないので、サンタは地下に潜っているらしい。
それでオーストラリアのサンタは地下にいる間、暑くてかなり苦しんでいるのではないかと心配されているそうだ。

そこで「スワグマン(浮浪者)」がサンタをサンタの代わりにしようぜみたいな声があるらしい。「スワグマンならいつも家の下にいるから、大丈夫!暑さにも強い」らしい。

インディジョーンズみたいな帽子に青色の下シャツ、ぶかぶかのバギーショーツでスワグマンはトナカイならぬディンゴを従えやってくるスワグマン。
てかクリスマス以外は一年中家の下に住んでいるのだ。


で、注目のスワグマンがこれ。

swagman.gif

逆に「なんかくれ」って言われそうなんすけど...。
プレゼントっていうか、毛布??

なんか変な事を教えてしまったみたいで気まずかったんやけど、

サル「と、とにかく、クリスマスも世界中でいろいろあるっていうこっちゃ!」
と強引にしめたのでした。


おまけ:日本のクリスマスを調べていたグループが持ってきた、「これが日本のサンタだ!」という写真。
heoteiso.jpg


なんてこったい。まじっすかこれ。

ルーキー先生奮闘記①お前か!

まいどー!
更新遅れて申し訳ない!実は先週の木曜日からついに仕事が始まりました!
というわけでこれからは新シリーズ

「ルーキー先生奮闘記」

ということでこの面とカタギではありえない風貌で高校教師になってしまったわきの一年目を追いかけていきたいと思う。正直時間がないのと書くことがいっぱいありすぎるので毎日書けるかどうか心配やけど、週2回のペースでこのシリーズを書いていこうと思う。

8月10日、初出勤の日がやってきた。結局夏休みのほとんどを論文の仕上げとビザ申請のための書類のファイリングで使ってしまい、息つくヒマもなく学校は新学年に突入するのであった。

木曜日と金曜日に新人教師のオリエンテーションがあって、今年からそのディストリクトで働く新人が集められた。

俺の働くカンザス州パオラはKCエリアから少し離れていて、中学と高校が一個ずつしかないような静かな田舎町。オリエンテーションではパオラのいいところを紹介しとったけど、教員の半分近くは違う町から通勤している。

初日の午後のほとんどはDistrict Officeで契約書などのペーパーワーク。どうやら俺がこの学校区始まって以来初の外国籍の教師らしく、全てのプロセスが初めてやとゆっとった。
自分で言うのもなんやけど、この学校区はこういう人事からもわかるように大きな賭けをしていると思う。会う人会う人「お前があの日本人か!」「お前があのウワサの!」みたいな感じで、どうやら出勤する前から一部では有名人になっていたらしい。

オリエンテーションの途中、地元新聞紙の取材で写真とコメントを撮られた。そんなに日本人が珍しいんかな?

嬉しい反面、しっかり結果を出さなあかんという妙なプレッシャーもあってドキドキしています。

たった一人の外国人、たった一人の日本人。新しい挑戦にはこれ以上ないセッティングやと思う。

生徒は木曜日から登校。それまでにやっておく事、全部はじめての経験やけど焦らず一つずつやってゆくしかない。それにはわからないことをはっきり言う勇気がキーやと思う。

子どもを見ろ

まいどー。
毎日暑いですね~太陽。早くも溶けそうになっているわきです。

先日、KCの日本人こどもの会「かえるの会」でイベントしました。
納涼!しゃぼん玉作りと水合戦

子どもたちは各自家から自分の水鉄砲をもってきて激しく水のかけあい
オッサンたち(自分を含む)はあーでもないこーでもないといいながらヒッソリとしゃぼん玉作り

最近の水鉄砲はすごい、昔はピストルみたいなんしかなかったのに
最近はいろんなのがある。
ポンプで圧力かけてふっとばす奴とか(腰が砕けるかと思った)、
中には子どもより大きな奴なんかあったりして、一体なにがアメリカ人をそこまでさせるのか

まぁ、水掛け合ってるだけで2時間くらいあっというまに終わってしまうやろヒヨコくらいにタカをくくっていたわけですが、

そのキョウレツな水鉄砲(←もはや「水大砲」)のターゲットになってしもたわけです。
今思えば当たり前の展開やけど。


そして、軽く風邪ひきました
相変わらずの虚弱くんです。


さて、今日は報告。
長々と続けてきた就職活動についに決着をつけたのです。

晴れの最初の就職先は、
カンザス州パオラにある Lakemary Center です。
高校教師の仕事なんですが、ここは公立校とはちょっと違う、施設です。「施設」というとなんか暗ーい感じしますけど、簡単に言うとヨソの学校を退学になった奴とか虐待された子どもたちがやってくる学校なのです。
なんか映画に出てくるような設定でしょ。でも本当にこういうとこあるんですよ。行ってみたけど生徒はいい子ばかりです。でも今までいい大人に恵まれなかったり、Sexual Abusedや犯罪歴のある子もいます。そういう子どもたちのための学校です。

例えば公立校の場合、あまりにも行動に問題のありすぎる生徒や障害が重くてサービスを満足に受けれない子どもに他の学校を勧めたりすることがあります。この学校の場合、それができません。
子どもたちを転学させてあげるとき、それは彼らが普通校に戻り、社会復帰するとき。
この子たち、面倒見切れないのでよろしくお願いします」というのができないのです。

この学校には、(公立校には必ずいる)ポリスもセキュリティもいません。校長と他の先生がそういう役割を責任をもってしているのです。これは生徒と教師の信頼関係がないとできないことです。

こういった、生徒と正面から向き合っていくという姿勢にすごく共感を覚えました。

もちろん、(一般的に言う)問題児を預かる学校なので、仕事は普通校よりも大変でしょう。メインストリーム化をめざすアメリカ教育制度の中ではあまりよくないケースなのかもしれません。

でも、子どもたち以外のこと(政治的意図があったり保護者・教師間でのいざこざ)であくせくしている公立校のことを考えると、一人一人の生徒をしっかり見ることができるこういう学校の方がまずはいいんじゃないかと思いました。

ワーキングビザをサポートしてくれる(公立校ではなかなかありません。そこまでの金銭的余裕がないんですね)のも大きな理由の一つではありましたが、ここでがんばろうという気持ちにさせてくれたのが一番の理由です。

日本人が、アメリカ人に何を教えれる?
いよいよその問題に取り組もうとしています。

ようやくここまで来た。ここで応援してくれたみんな、ありがとうございました。これからは留学生という甘い立場ではなく、一社会人・一教師としてがんばっていきます。

夢じゃなかった!

まいどー。
日本はキラキラゴールデンウィークキラキラなんですか?なんか世間は十連休だそうで。日本はいつからそんなに休みが増えたのでしょうか?それでも日本にいつか帰ってもGWに普通に仕事してそうな気がします。
十連休なんかいらんから、毎週きっちり土日欲しくないですか?わきです。


突然やが、最近、子どもができた赤ちゃん

小さくてかわいいやつだ。

といっても人間ではない。
この顔で、なんとハーブを栽培し始めたのだ。俗に言うガーデニングってやつですか?

いや、それまで植物栽培、というか生きとし生けるもの全ての世話に全く興味がなかったのだ。それが今ではベランダに所狭しと花の鉢を置き、ケガをしたといってはアロエをちぎり、俺の喘息がひどいといっては下からビワの葉をむしっていた、半原始人のような生活をしていたおかんの気持ちがわかるような気までする。

そこまでハーブに入れ込むきっかけになったのはこういうことだ。

去年の二月からカンザスシティ補習校に勤め始めて一年以上が経った。子どもたちもタダの「なんか怖そうな先生」から「わっきー」という風に呼んでくれるようになった。
お前ら、ワキタニ先生と呼ばんか!
今年度は中学一年と三年を同時に教えている。しかも男性教員が俺しかいないということもあるけど、それなりに責任を持たせてもらえるようになった。午後に一時間だけある「総合クラス」の担当である。

総合クラスは日本でいう小・中の総合的な学習の時間の担当だ。

「総合的な学習の時間」とは、
(1)地域や学校、子どもたちの実態に応じ、学校が創意工夫を生かして特色ある教育活動が行える時間
(2) 国際理解、情報、環境、福祉・健康など従来の教科をまたがるような課題に関する学習を行える時間

簡単に言えば、生徒の勉強への意欲や関心を高めるための単元学習だ。

というわけで大人の独断と偏見で植物を単元に。なぜならいっぺん生えてくればその観察日記を書かせるだけで毎週一時間は引っ張れるなという安易な発想だった。

そして早速、近所のスーパー、Wal-Mart自動車

土 97セント(5キロ)
種 97セント(一種類)
じょうろ 89セント
ケース ただ

という破格の安さであっというまにガーデニング準備完了。部屋のベランダで栽培を始めたのだ。毎日毎日、水をやっては「うふふクローバー」と微笑む(ホンマは「ニヤリお金」と含み笑う)俺ははっきりいって不気味だ。12個に別れているセルケースで6種類のハーブを育てている。ここ2・3日、雨ばかりでベランダに置きっぱなしにされていたハーブどもは面倒くさがりの主人のために水びたしになり、「ああ、こらもう死んだやろ」と諦められていたのだが、雨の上がった今日、なんと小さな芽がたくさん出ていたのだ。

その時の俺の喜びようといったら、映画「となりのトトロ」で芽が生えて喜ぶサツキとメイ状態
間違っても「トトロ」ではない。


トトロと一緒に踊ると庭の農園からどんどん芽が生えて、それがあっという間に大木になる夢を見たサツキとメイ。翌日布団から起きて農園に走っていくとそこには小さな芽がいっぱい生えていた。

「夢だけど、夢じゃなかった!」

このシーンが一番好きなんです。
夢だけど、夢じゃなかった-教育の一番大事なところってなんか考えた時、やっぱり子どもに「夢を与えれるかどうか」だと思う。一つのことを学ぶ事を通して、彼らの世界をどれだけ広げてあげる事ができるか。そして夢に近づくための一歩を後押ししてあげられるか、ということがとっても大事やと思う。「え!そんなことできるの!?ヒヨコ」と子どもがびっくりするような授業をしたい。総合学習はこういうアプローチのヒントになる試みだと思う。

それにしてもベランダで歌いながらハーブに水をやっている姿は誰にも見られたくないぜ。

Gold Lining!!④

まいどー。

ブタ「安達ゆみのお母さんかてしたんやからお母さんも脱ぐわー」というおかんを泣きながら説得して止めようとしてるトンデモナイ夢をみました、わきです。
起きたらものすご汗かいとった。


ヤメテクレヤ!おかん!!怒り

・・・取り乱してしまいました。すいません。


さて、本日二本目。Gold Lining!!シリーズ最終回です!

アンディ犬・ブラッドネズミ・エドワードペンギン・キャシー
猫脇谷組ジョブスキル四人衆の決戦の日。第12回ジョブ・オリンピックがJCCCで開かれました。

カンザス中から生徒がやってくるのでJCCC近隣は大渋滞自動車。それをうまいこと避けてカレッジに入ればもうすでに他の学校の先生や生徒はやってきているのでした。

鳥「トム、ちゃんとしなさい!」

ニワトリ「サラ、ごはんはまだ後でしょう!!」

日頃から子どもBehavior に敏感な先生たちの注意の声があちこちから。

ある学校はみんなで同じ色のチーム・シャツ音量を着て気合入れてたり、高校でのPeer Buddy Group(普通学級の生徒が特殊クラスの生徒をサポートすることで単位がもらえる制度)の生徒が励ましてたりなんかする。

競技は午前中で全て終わる。地元のスーパーやマクドナルドなどスポンサー企業の提供してくれたものでジョブスキルのパフォーマンスをする。各競技に審判がついていて、時間と正確さでスコアが決まるのだ。でカレッジに着いた段階でもう早い競技は始まっていた。そんな中、子どもたちを乗せたバスが到着。

この数週間、4人は本当によくやった。

仕事がいやだと言って床に座り込むキャシー猫
「アイ・ヘイト・タオル!」ブレイクネズミ
「アイ・ラブ・シュレッディーング。ビコーズ・・・」といってそこから5分間はしゃべり続けるエドワードペンギン
いかん、ネガティブなことしか思い浮かばない。子どもを信じないと。

そんな中、俺はエース、アンディ犬と一緒に競技をまわることになった。

アンディの競技は、①チェック(小切手)書き、②おつり計算、③テーブルセッティング、④郵便物の仕分け、の4つ。
緊張しーのアンディは最初のチェックおつりの時はえらい時間がかかっとった。それも横についてあーだこーだ言ってあげられないので見ている俺はまさに親のような心境やった。テーブルセッティングのブースでは地元Shawnee Mission School Districtのコーディネーターのパラダイス女史ハイビスカス(こいつもすげー名前だ)がやっていたので緊張もほぐれたらしい。そこからアンディらしさが出てきた。
最後の郵便仕分けではなんと俺の教えているカンザスシティ日本語補習校の生徒がボランティアで働いていた。アンディに彼を紹介する、いつもやってる自己紹介。これで大分緊張もほぐれたか。さて肝心の競技のほうは、さすがアンディ、封筒の宛名を読んでアルファベット順のBOXにシュパッ!シュパッ!と放り込んでいく。顔は真剣そのもの。親の敵のように封筒を放り込んでゆく。
競技が終わった。会場から歓声があがった拍手

IMG_0435.jpg

シュパッ!シュパッ!


競技が終わったらドア・プライズ。シアターに集まって全ての学校の紹介があった後、あらかじめハコに入れたくじを司会者が引いていく。ほぼ全員に何かが当たった。

それが終われば昼食。ブラッドとエドワードはこのときが一番幸せそうだった(わかっとんのかいな)。一人ドア・プライズで何も当たらなかったアンディはちょっとふてくされ気味。

サル「大丈夫やてー、アンディぜったい賞とれるからなー」
内心、頼むでーと思いながら声をかける。

さて、いよいよ賞の発表。
いろんな他の競技の子どもたちの名前が呼ばれていく。わーという歓声。嬉しさのあまりピョンピョン跳ねながらメダルをもらいに行く子どもたち走る。Broadmoorの他のクラスの生徒の名前も呼ばれた。両手の指をエンガチョにして前をにらむ俺とアンディ。




Senior Table Bussing & Setting, Andy Cooper犬, Shawnee Mission Post High!

うおーー、やったーー。

熱い抱擁。銀メダルをもらって帰ってきたアンディの顔は真っ赤やった。




Senior Table Bussing & Setting, Kathy Barns猫, Shawnee Mission Post High!

ええーー、うそーーー。

仕事を一番嫌がっていたキャシーが金メダルをとってしまった。これにはビックリ。というわけで二人で記念写真。

IMG_0445.jpg

金・銀・銅をとった御両人。アンディ顔つるで。


さらにさらに、



Senior Towel Folding, Brad Weinbergネズミ, Shawnee Mission Post High!

うわーーーーーーー。猛ダッシュで前に駆けていくブラッド。
タオルをたたむのが他の何より嫌いやったブラッドが銅メダル。えらいこっちゃ。
ハイファイブしたら思いっきし叩いたので手がしびれた。

それから Broadmoor Tech Centerの生徒はメダルラッシュ。実に全体で20個のメダル、脇谷組は7個のメダル(金1、銀2、銅4)を取ったのです。

帰り、担任のMs.Bはみんなにジュースをおごってくれました。

コークを飲むキャシーの誇らしげな顔猫といったら、
ブラッドのメダルを太陽に掲げて見る目ネズミといったら、
アンディのメダル3つをジャラジャラいわせながら歩く背中犬といったら、
メダルは取れなかったけどエドワードのクラスメートをみる嬉しそうな顔ペンギンといったら、

それはそれは、ここでは書き表せんくらい、ええもんやった。みんな金メダルの輝きキラキラやった。

障害はあれど、この子達はすごい。教えてもらったのは実は俺なんじゃあないかという気
持ちになった。


IMG_0457.jpg


翌日、

サル「おいブラッド、お前メダルかけて仕事なんかできひんやろ、とりーや。」
ネズミ「WHY?」
サル「そんなもんブラブラしとったら仕事にならんやろ」
ネズミ「ディス・イズ・マイメダル!」
サル「はずしーや」
ネズミ「NO!」

確かにこの子達は人よりも発達は遅いかもしれない。だがそれでも確実に成長しつづけるのだ。と信じている。
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