2006年04月

だまされるな!

まいどー。
KCは暑くなったり寒くなったり、まったく予測不能な毎日なのである足跡

先日、いきなり携帯電話を止められてしまった困った何かと思って調べてみると、わけのわからん多額の請求でサービスが止まってしまったとの事。カスタマーサービスに電話しても全米有数の陰険劣悪企業、Sprintのサービスセンターにはインド人かメキシコ人しかいなくて、何を言っているのかさっぱりわからんのでSprintに勤める友人に世話になることになった。
まったく怒り


というわけで今日は、「だまされるな!」シリーズ。

最近の世の中、マジで怖い。普通に生活しているだけで犯罪に巻き込まれる事だってあるのである。毎日のように送られてくる何十件ものスパムメール。わけのわからん会社からのレター。これまで様々な手法で罪なき人から銭を取ろうとしてきたロクデナシだ。それでは今日は今まで俺がアメリカで経験してきた詐欺・インチキ・マルチの手口を紹介しよう。

①Hip Hop Partyという名のマリファナパーティクローバー

アメリカ社会の大麻にたいする取締りは甘い、蟻んこが寄ってくるくらい甘いのである。どれくらい甘いのかと言うと感覚的には日本で言う高校生の喫煙くらいである。子どもに「バレなければいい」という親すらいる。ある日、「俺の連れがミュージシャンやから」と友人に誘われていったヒップホップパーティに行くと、部屋にいる10何人かの奴らがポットとブクブクを回しまわしキメていた。

今でも行った事にとても後悔している。
確かに大麻の害はタバコ以下だの、健康的だの大麻愛好家の言い分はある。でも我々アメリカに住むガイジンにとってルールはルール、破ればいつでも放り出されるのである。大麻くらいは犯罪じゃないという奴がいる、だまされるな!

大体、あんな安い葉っぱで買える様な幸せはこっちからいらんのだ。

②電線に靴がひっかかっているは麻薬の売買のしるし注射

靴ひもを結んでつなげられたこども靴が電線にひっかかってるのを見たことがある人。
ハーイ!
あれは、麻薬の売買をしている場所のサインで使われることがある。だいたい昼に見られるのはもう前夜にDealing が終わったあとなので遅いが、夕方に出るそれはその夜にそこでTransactionがあるということである。
というわけである日の夕方その電線の下でボーっと待っているとポリに捕まった。

まぁ善良な日本人留学生なのですぐに誤解は解けましたが、その時に教えてもらったのです。だまされるな!

英語しゃべれてよかったぜ。しゃべれなかったら一晩くらいハコに入れられてたかも。

③おかしなメール・ポップアップはクリックするなパソコン

手紙・メール・ポップアップなどいかがわしいものに限って都合のよい内容なのである。
例えば、
Congratulations! とか
You just won! とかいう類は一切無視して良い。
これは、何かに当たったので今すぐ個人情報を教えてくださいというものだ。教えるとまず間違いなく自分の名前を使っていらんことされるのだ。

しかし厄介なのが、
Emergent! とか
Serious Problem! という類のものだ。
これはいかにも自分にトラブルがあると危機感を煽っておいて商品を買わせようとする魂胆なのだ。こういうところに限って連絡先がイイカゲンだったり、電話対応がメチャクチャだったりするのだ。そういう奴にはこう言ってやれ。

「Hey, believe it or not, it's been recorded, man」(信じひんかしらんけど、録音してるで)

大体この一発で相手はだまって引き下がるのだ。だまされるな!

今まさにこれで失った金を取りもどそうとしているのだ。卑怯者に負けるか!

④ホームレスに物をやるな

ハイウェイの入り口なんかでよく「I'm Hungry」とか書いたサインをもって立っている奴らがいる。金をやる前に奴らの腹をよく見ろ!見事な太鼓腹じゃないか。太ったホームレスほど説得力がないものもないのだが、アメリカ人はわかりやすいボランティアをしていい気になるのが好きなので小銭をあげてしまうのだ。そのことがこの国からホームレスがいなくならない理由だということを結構な人々が知らない。だまされるな!

日本のホームレスは空き缶やダンボールを集めるなど仕事をする。それに比べてアメリカのホームレスは働きもせずに人にもらってばっかりじゃないか。

こんな世界で生きていると他人を信じろというほうがアホらしくなってくる。だからこそウソ・インチキを見抜く鋭い眼と、1言われたら10言い返すくらいの度胸がないとやっていけないのだ。

Gas issue

まいどまいどー!
KCは今週も激しく雨が降っています雨。今日なんか夕方にわかに曇ったと思ったら最大級のカミナリが。あれって近くでおちると、

ばっちーん!!!雷

て鳴るんやねぇ。

小学生の時は毎日叩かれて目から火花飛ばしてました、わきです。どうも。

最近、ごっつい気になること。
ガソリンが高い!!

この上がり方ははっきりゆって異常だ。なんだか毎日10セントずつ上がっている気がする。
KSに来て車に乗り始めた2年前の今頃は1ガロン1ドル70セント台(1ガロン=約4リッター)やったガソリン価もいまや2ドル70セント台。去年のハリケーン「カトリーナ」でオイルラインが遮断された時に行った3ドル30セント台もそのうちに超えるだろうと言われています。

車を運転しないと学校にも行けない俺は、辛い辛い。月にガソリン代だけで$200以上使うありさまなのです。
政府は中東諸国の石油価格吊り上げを調査するだの、アラスカの油田の再開発を再開するだの(こんなもん何年かかるんじゃ!)大慌てで対策を講じています。今さら遅いっちゅーねん。石油の利権を取ろうとして人の庭を荒らした毛唐どもの当然の報いだと思う。
けどワシは関係ないやないか!


というわけで俺なりに考えてみたのだ、「石油危機!こう乗り越えろ!

1.歩け。
歩け歩けー!仕事行くのも買い物行くのも歩くんじゃーい!!バス・ボイコット運動の黒人のようにどこへ行くにも歩くんじゃい!
ハイウェイも歩け歩けー!おかげで肥満も解消されるやろがい。歩かんかーい!

日本では町で歩くということが日常的になっているので(例:駅→家)アメリカにくるとその歩く機会の少なさにビックリします。ほとんどが車からビルへという移動のみだ。

2.アメリカ総ひきこもり

家から出るな!BBQも教会も行くな!!日本の誇るスシ・ゲイシャ・ヒキコモリから学ぶんじゃい!
仕事したい奴は家で内職しろー!ネットでミサをやるんじゃーい!

アメリカ(特にカンザス)では車=仕事を意味しているといっても過言ではないでしょう。つまり、車がないと仕事もできないということ。高校生でもボロボロの車に乗って学校にくるのだ。

3.馬に乗れ

カンザス州は今すぐ馬のハイウェイドライブを認めろ!ガソリンスタンドは水とトップブリーダー推奨の干し草を用意しろ!NASCARも辞めて競馬場にしろ!全員スーツ姿でホースライディングじゃーい!

アメリカって結構安く馬が手に入るんよね。KSでは馬のオーナーが結構いる。そいつらから中古で卸してもらえばいいのだ。

4.公共交通機関をなんとかしろ

バス亭はあってもバスは見たことないんじゃい!バス用の車線を作らんかい!バス停でたむろしているホームレスはバスに乗れ!無銭乗車でもなんでも乗るんじゃーい!

別にここだけじゃないけど、アメリカのバス・電車は終わってる。今思えば日本のあの、一糸みだれないダイヤは神業だぜ。俺の使っていた阪神甲子園駅などはホームが3つしかないくせに、あの5万5千の観衆をものの30分で電車に乗せて梅田に返してしまうのだ。そのかわり電車とホームの間に千人くらい落としとるんだが(ウソ)。

5.中国から大量のママチャリを買い入れろ。

チャリンコを買え!緊張する米中関係を緩和する意味でも自転車を大量輸入するんじゃい!みんなで乗ったら道も混むやろうからベルと、ブレーキはかけたら「キ~」と音が鳴るようにしとけい!

これは自分でもナイスアイデアやと思うぜ。でも中国の人口分くらい買ってしまったらこんどは中国にチャリンコ危機が訪れるかも・・・。アメリカのハイウェイを埋め尽くすチャリンコ軍団。考えただけでも不気味である。

ああ、考えただけでも不安になってきた。ホンマにこの国にいてええんかいな・・・。

Nothing but You

いつでも君の事を考えてる

ご乗車頂き誠にありがとうございます

乗務員の接客について
お気づきの点がございましたら
備え付けのハガキ(エコーカード)にてご一報ください

行く先について明確な返事をしなかったなど
不備な点がございましたら
事実を調査の上、責任をもって対応させて
いただきます。の

字を読んでいる時も
君の事を考えてる

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三代目魚武濱田成夫 「君の事を考えてる 4

夢じゃなかった!

まいどー。
日本はキラキラゴールデンウィークキラキラなんですか?なんか世間は十連休だそうで。日本はいつからそんなに休みが増えたのでしょうか?それでも日本にいつか帰ってもGWに普通に仕事してそうな気がします。
十連休なんかいらんから、毎週きっちり土日欲しくないですか?わきです。


突然やが、最近、子どもができた赤ちゃん

小さくてかわいいやつだ。

といっても人間ではない。
この顔で、なんとハーブを栽培し始めたのだ。俗に言うガーデニングってやつですか?

いや、それまで植物栽培、というか生きとし生けるもの全ての世話に全く興味がなかったのだ。それが今ではベランダに所狭しと花の鉢を置き、ケガをしたといってはアロエをちぎり、俺の喘息がひどいといっては下からビワの葉をむしっていた、半原始人のような生活をしていたおかんの気持ちがわかるような気までする。

そこまでハーブに入れ込むきっかけになったのはこういうことだ。

去年の二月からカンザスシティ補習校に勤め始めて一年以上が経った。子どもたちもタダの「なんか怖そうな先生」から「わっきー」という風に呼んでくれるようになった。
お前ら、ワキタニ先生と呼ばんか!
今年度は中学一年と三年を同時に教えている。しかも男性教員が俺しかいないということもあるけど、それなりに責任を持たせてもらえるようになった。午後に一時間だけある「総合クラス」の担当である。

総合クラスは日本でいう小・中の総合的な学習の時間の担当だ。

「総合的な学習の時間」とは、
(1)地域や学校、子どもたちの実態に応じ、学校が創意工夫を生かして特色ある教育活動が行える時間
(2) 国際理解、情報、環境、福祉・健康など従来の教科をまたがるような課題に関する学習を行える時間

簡単に言えば、生徒の勉強への意欲や関心を高めるための単元学習だ。

というわけで大人の独断と偏見で植物を単元に。なぜならいっぺん生えてくればその観察日記を書かせるだけで毎週一時間は引っ張れるなという安易な発想だった。

そして早速、近所のスーパー、Wal-Mart自動車

土 97セント(5キロ)
種 97セント(一種類)
じょうろ 89セント
ケース ただ

という破格の安さであっというまにガーデニング準備完了。部屋のベランダで栽培を始めたのだ。毎日毎日、水をやっては「うふふクローバー」と微笑む(ホンマは「ニヤリお金」と含み笑う)俺ははっきりいって不気味だ。12個に別れているセルケースで6種類のハーブを育てている。ここ2・3日、雨ばかりでベランダに置きっぱなしにされていたハーブどもは面倒くさがりの主人のために水びたしになり、「ああ、こらもう死んだやろ」と諦められていたのだが、雨の上がった今日、なんと小さな芽がたくさん出ていたのだ。

その時の俺の喜びようといったら、映画「となりのトトロ」で芽が生えて喜ぶサツキとメイ状態
間違っても「トトロ」ではない。


トトロと一緒に踊ると庭の農園からどんどん芽が生えて、それがあっという間に大木になる夢を見たサツキとメイ。翌日布団から起きて農園に走っていくとそこには小さな芽がいっぱい生えていた。

「夢だけど、夢じゃなかった!」

このシーンが一番好きなんです。
夢だけど、夢じゃなかった-教育の一番大事なところってなんか考えた時、やっぱり子どもに「夢を与えれるかどうか」だと思う。一つのことを学ぶ事を通して、彼らの世界をどれだけ広げてあげる事ができるか。そして夢に近づくための一歩を後押ししてあげられるか、ということがとっても大事やと思う。「え!そんなことできるの!?ヒヨコ」と子どもがびっくりするような授業をしたい。総合学習はこういうアプローチのヒントになる試みだと思う。

それにしてもベランダで歌いながらハーブに水をやっている姿は誰にも見られたくないぜ。

虚弱人生

まいどー!
真夜中の更新です流れ星。お疲れ様です。

今日、病院に検査結果持って行ってきたら、
先生魚君、なんともないからもう来んな

えええ~~っ。なんともあるから腫れてたんじゃあないのでしょうか?確かにもう腫れは収まってなくなりつつあるんやけど、それはないでしょう。テキトーに薬とか出してや注射

あいかわらず、こういうわけのわからん病気になってはわけのわからんうちに治っている変態虚弱体質のわきです。どーも。

以前、俺は中学生まで喘息を患っていて今でも季節の変わり目になると出るという事を書いたんやけど、この虚弱人生、実は喘息だけじゃあないのです。
確かに今ではアメリカでろくなもんも食わんと3年間も元気でやっているのですが、以前の俺からしたらこれはホンマ、信じられないことでして、病院のベッドが居間、点滴が友達やった時のあの頃のことを思わず思い出さずにいられなかった。

中学一年生の夏、ある日突然、俺は倒れた。
ものすごい熱が出て、とにかく下痢&吐きまくりの症状で脱水症状になって全く足腰がたたんようになった困ったおかんに肩を借りながら歩くという情けない姿で病院に行くと、即日入院病院

血液検査の結果、白血球値が異常減少していることがわかった。普通の人間に8000-10000個ある(どれくらいの割合でかは忘れた)白血球が、1200しかなかったのだ。そらあしんどいはずやな、と熱でもうろうとした意識の中で思ったものだ。

病名は、わからないので、なし。

とにかくいろんな検査をやれど、原因はわからず。連日の血液検査のおかげで俺の腕は麻薬中毒者のように穴だらけにされて血管も浮き上がらないようになってしまった。感染症の恐れがあるため、個室の病室に入れられていた俺におかんが一言、

ブタ「アンター、この部屋高いんやから出ぇやー。」

なんという母親だ。ビックリして言葉が出なかった。普通は「かわいそうやねぇ」とか言うんとちがうんか。

それからも白血球値は上がらず、ついには骨髄を抜く検査までした。

マンガに出てくるような、腕くらいぶっとい注射器を腰の骨と骨の間にぶち込むのだ。あまりの痛さに失神寸前。終わったあと、先生におんぶされて病室まで帰る情けない事。

ブタ「アンター、治す気ないんとちゃうの?」

さらに追い込みをかけるかの如く母上の一言。でもその言葉でハラが決まった。

それまでの俺は、注射が怖かったり困った、入院が長引く事を恐れたり困った、とにかく恐怖心に支配されていたドクロ。心が負けていた。病室にいてもマンガ読んだりしかすることのないくせに、その恐怖と向き合う勇気が足りなかった。おかんはその事を見抜いていたのだ。

覚悟の決まった人間は強い。絶対に治る、治してみせる。そうポジティブな思考でネガティブをシャットアウトした。

明日の検査が怖ければ、残りの夏休みで遊ぶ事を考え、
病気が不安ならば、当時のバルセロナ・オリンピックを伝える新聞を読んだ。
そして何よりも、自分の中の白血球が爆発的に増えていく-というようなイメージトレーニングを毎日10時間はした。

すると18日後、白血球値が突如上昇。その2日後に退院してしまった。

その時の医者の一言。

「君、なんともないからもう帰っていいで」

病は気からというが、病を治すのも人間の強い一念なのかもしれない。病魔に心まで冒されなければ、その人はきっと健康に違いない。世の中にある不治の病-実はそう決めつけているのは病人の周りの人間であって病気をしている本人は意外となんてことなかったりするのだ。後になって知ったことだが、おかんは医者から半年から一年間の入院が必要と言われていたらしい。

あのときの経験があるから、自分はもっと必死になれるのだと思う。そのことを思い出させてくれた一週間だった。

こういうポイントポイントで具合が悪くなってチャンスを知らせてくれる俺の体って、意外と便利やったりして。
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