2005年10月

まんが大好き!②

まいど~。
どんどん葉っぱが黄色くなってゆく木々とともに確実にやってくる冬の足音に相も変わらずビビリまくっているわきです。おぅ。ジョッキ

今日はひさしぶりの漫画紹介のコーナー(たしか前回は春先の「課長 島耕作」)。

関西人なら一度は読んだ事があるはず、「じゃりん子チエ」です!

これって意外と関西以外の人は知らない名作。
しかしなぜか新幹線の駅の売店では必ず売っています新幹線学生のとき、毎回学校のある博多から実家の新大阪まで乗るときにいっつも買って乗り込んでいました。なんで新幹線の駅の「じゃりん子チエ」はあれほどまでに魅力的なんやろう?

というわけでチョット考えてみました。

①大阪に行く客がよく買う。

大阪のコアな部分を知るのであれば、「じゃりん子チエ」以上の参考書はありません。東京駅でこの本を手にしたあなたは名古屋あたりで一人称の「僕」が「俺」に、新大阪では「ワシ」になっているはず!新大阪駅改札口では迎えに来た知人に、

「まいど~!」

と歯グキむき出しの笑顔で手を振っていることでしょう。

「大阪に行くんだから大阪弁くらいわかるようになっとかないと商談ヤバイよね」
って得意先を訪問する東京弁丸出しのハナタレ坊やが買ってそうです。

②大阪帰りの客がよく買う。
文字が読めるお子様が家庭にいる場合、これ以上のお土産はありません。
一冊通して繰り広げられる大阪西成区を題材にした赤貧プロレタリアトの世界は諸行無常の世の中を理解し、サバイバルスキルを育むのに最も適しています、「ぐりとぐら」の絵本をあげるよりもずっとお子様の学習のお役にたつことでしょう。赤ちゃん
・・・もっとも、「バクチ」、「アル中」などの言葉を必要以上に早く覚えてしまうかもしれませんが。

「おっさん、ええ加減にしとけや」とゲタが飛んできたならば、
お宅のお子様も立派なじゃりん子。

③大阪を去る人が買う。
TVで関西弁が当たり前のように聞けるようになった現在、しかしあそこまでえげつない河内弁が読めるのは「じゃりん子チエ」だけ!大阪を離れる人にとっては実家にかける電話くらい懐かしい思い出いっぱいの一冊なんではないでしょうか?東京に嫁に行く女性が買うてたりなんかして。ほんで20年後。旦那ともテキトーに倦怠期を迎え、生れた子どもも家を出て、ある日一人で本棚を整理していると出てくるんです。

「・・・あの頃のわたし、自分のことウチってゆってたんやな。」
嫁の頬にすっと伝う涙一筋。

~っ、涙チョチョぎれるエエ話やないですか汗

・・・なんかわけわからんセールスみたいになってきましたけど。

ホンマはこれ④一冊で必ず一つのシリーズが終わる。
前や次の巻を気にする必要が無いんですわ。かならず一冊で一つの話が簡潔する。ストーリーは大概、

起.おいしい話がやってくる。
承.テツが独り占めしようと悪巧み。
転.結局失敗して大騒ぎになる。
結.大御所(大概花井センセもしくはお婆はん)登場。丸く治めてなにも変わらない。

という吉本新喜劇もビックリのわかりやす~い設定で、子どもからおばあちゃんでも楽しめます。こういう安心感からと違うでしょうか?とりあえず目に留まった巻をとって間違いないのです。
・・・当然、以前読んだのと同じ巻を買ってしまう、という間違いはありますけどね(経験アリ)。

というわけで、新幹線の駅に行く事があれば「じゃりん子チエ」、旅のお供にいかがでしょうか?

追記:
ちなみに俺の好きなキャラは、
地獄組のボス(aka レイモンド飛田)と、
小林マサル
です。
ボスは常に打倒テツを掲げて果敢に挑戦してくるけれども結局はテツにメチャメチャにされてしまう。しかし自分のことを「ミー」という気品の高さだけは誰にも負けない。
マサルは金持ちの息子(プラスPTA会長の息子)をいいことにチエをおとしめようとするが結局はチエにやられてしまう。チエにやられて泡を吹く&腰ぎんちゃくのタカシの「マサル~、しっかりせぇ」は水戸黄門の印籠に匹敵するお約束だ。

負けの美学というんでしょうか、その散り様が気持ちいい。二人からはかなり勇気をもらったもんです。
頑張れ飛田!メゲルなマサル!

・・・なんのこっちゃい。

masaru.gif

でた~!この泳いだ目。必死さが伝わってきますなぁ(笑)

かっこええ奴ら

まいどー。
そういえば先日、近所のコミュニティ・カレッジでやってた太鼓の公演をグループで見に行ってきましたダッシュ

YAMATO。
yamato.jpg

エネルギッシュな演奏に圧倒されっぱなしの二時間。
チケットはちょっと高かったけど、それだけの価値のあるパフォーマンスでした。

やっぱり自分の夢もってる奴はかっこいい。それにまっすぐに生きる姿は演奏以上に語りかけてくるなにかがあった。感動してDVD買うてしもたよ拍手

太鼓にしろなんにしろ、人を感動させることができる人間ってすごい。感動の取引は、ビジネスなんかじゃなくて掛け値なしの生命レベルのやりとりなんやなと思った。

みんなは生命の底から躍動するものに出会ったことがありますか?

Fall, but Stand Up

まいどー!
一時の寒さを乗り越え、またもや暖かくなったKCとわきです。
秋です、日本のみんなはええもん食ってるんやろうなおでん、うらやましい。

さて、いよいよ今年もやってきました。この季節。
これを書いている11月最初の週は、待ちに待ったNBAの開幕週なのです!

開幕に合わせてスポーツメーカーも新しいギアをプロモートするのがこの季節。その中で俺的にめっちゃかっこええと思ったコピーとCMがあったので紹介するわな。

Fall seven times.
Stand up eight.


これって日本語で言う「七転び八起き」ってことやんね?(まちがっても「七転八倒」ではない)
英語でもこういうことわざがあるのかと感心したと同時にこれが一度は死んだメーカー、Converseのものだということで一層ピッタリとはまった、いいコピーやと思ったんです。

Converse社のシューズは一時NBAで一番のシェアを誇っていた。昔の選手はみんな「All Star」を履いていたし、俺が中学生のときはまだまだ人気があったし、かかとの「CONS」というでっかいロゴはお決まりだった(←「スラムダンク」のキャプテン赤木もこんなの履いてた)。それが新興の「AND1」(NBAシェア第二位)や「Addidas」(NBAシェア第三位)に押されて2003年にNike社に買収されることになった。それでも「Converse」というネームを残したことと今でも「All Star」の生産を続けていることに靴職人の意地を見た気がする。

ひょっとしたら実習で何度も何度も失敗や反省を繰り返す中でこれを身に染みて感じるようになっていたのでこのコピーは一層心に響いたのかもしれない。

さて、このConverse社のイメージに使われているのがNBA三年目のDwyane WadeMiami Heatに在籍するこの選手は、一昨年のPlayoffsから急激に進化を遂げた次代のスーパースター。
実は一昨年の12月にマイアミに行った時にヒートの試合を一人で見に行ったことがある。ガラガラのスタジアム(まだこの時はシャックも移籍してなくて、弱小チームだった)で初めて彼のプレーを見た。
味方のファンからブーイングがでるようなしょおもないゲームアウトちなみにこの時は相手のサンズも弱小チームで(去年はカンファレンス1位)今はNY Knicksに移籍したStephon Murburyの自己中なワンオンワンのオンパレードやった。ミス連発のゲームでただ一人、ちゃんとしたバスケットボールをしていたのが彼、Dwyane Wade。
荒削りやったけどディフェンス・リバウンド・ファストブレイクなど地味なところをキチンとやるのは見ていていいなと思ったし、その時は彼がチームリーダーになる日がこんなに早く来るとは思ってもいなかった。
彼のプレイスタイルは豊かな独創性とそのまま動ける柔軟性。「そこで飛ぶかー?」「そんなステップあり?」みたいな四次元プレイは「Dwyane's World」と呼ばれるほど。それも基本をしっかりとやっているからできる、能力任せのプレイとはちょっと違うのだ。

私生活でも派手な話は聞かないし、TVのインタビューにもキチンと答える。コート外でHIP HOPスタイルの服(チェーンとか、レトロジャージとかね)を着ることもないし、必要以上にでしゃばることもない。NBAを目指す少年たちのいいロール・モデルだ。
この10年、ずっと言われているNext Jordanに一番近い男、だと思う。

倒れても何度でも立ち上がればいい。
勝つことよりも負けないということが大切。


タイトルを獲るまでにはあと二・三年かかるかもしれない。
でもその時まで負けなければいい。
栄光は、戦い抜いた者にのみ、輝く。

追記:残念な事に期待の田臥勇太は後一歩で開幕を逃したけれど、けが人がたくさん出てくる年末・年始あたりに上から声がかかると思う。ゲームのテンポを変えれるああいう選手って、ベンチには必要やと思います。

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こんなえげつないファウルを受けてもキレません。今年は静かに燃える男、ウェイドにご注目!

Be Yourself

俺にとってKAGOSHIMAは いつも泣いてた
ひ弱で不親切で 邪険な街だった
親父とお袋は泥にまみれ 銭をうらやみ
そのど真ん中で俺は 打ち震えていた

ごうごうと不安が立ち上る 住みかを
凍える風が 暮らしをすり抜けていった
雨どいを伝う雫を見るのが たまらなく嫌だった
逃げ出したくって 思いをかきむしるだけだった

俺の人生は 何処から始まり
いったい何処で 終わってしまうんだろう
突き動かされる あの時のまま
そう いつかの少年みたいに

乾ききれない浴衣が 揺れていた
縁側の向こう 遠い記憶がかすんでく
俺は今 揺れる船の上に立ち
叩きつける七月の雨を見ている

全てが一秒ごとに 意味深く進んでる
水平線からどてっぱらに 陽が昇る
今日と昨日とが激しく違う事を知った今
おれはKAGOSHIMAをつんざく波に捨てた

俺の人生は 何処から始まり
いったい何処で 終わってしまうんだろう
突き動かされる あのときのまま
そう いつかの少年みたいに

俺の人生は 何処から始まり
いったい何処で 終わってしまうんだろう
突き動かされる あの時のまま
そう いつかの少年みたいに


長渕剛「いつかの少年」

img20051104.jpg

岳物語

まいど!

昨日の朝、家出ようとしたら霜が降りてました。
それもそのはず、昨日のKCは最低32F(およそ0℃)!まったくこのアホみたいな気候はなんとかしてほしいものです。木枯らしピープー吹いてます(笑)ダッシュ

最近、「岳物語」という本を読んだ。

これは作家の椎名誠の長男、岳のことを親の視点から見て書いたエッセイだ。息子の成長や海に行ったり川を下ったりする話が書いてある。今では教科書の推薦図書にもなっているので読んだ事のある人も多いかと思う。アルバカーキに行く飛行機の中の2・3時間でサッと読んでしまった。今は続編の「続・岳物語」をチビチビ読んでいる。

これは文章を書くというのを生業にしているせいもあるもしれんのやけど、うちのおかんは実は相当な読書家で片っ端から読んだ本を息子の俺にポンポン回してきた。いわゆる名作やベストセラーなど考えないといけないような作品は読まないで、純粋に声を上げて笑えるおもろい本ばかりよんでいたので、当然俺も偏った読書スタイルになってしまった。

おぼろげな記憶で、そういえば中学生のときにこの「岳物語」を読んだことを思い出した。

物語に出てくる岳少年は、勉強は一切しない、けんかは学校で一番で、友達からの信頼も暑い、そんな彼は当事の俺のあこがれやったように思う。

親父の椎名誠は岳少年を学校を休ませて海や山に連れて行ったり、家ではプロレスごっこ。勉強のことは全く言わず、友達の相手もしてくれる。こんな椎名誠みたいな親父に育てられたらどんなに楽しいやろうと思った。
かたや教授のウチのおとんは、プロレスごっこなんかしたことないし日本橋の電気街でちっこいパソコンの部品を買うのに息子を連れて行き、ひたすら何時間もちっこい部品を眺めていた(←いまだに何やったんかわからない)。

こんなお父さんやったらおもしろいのに

よくそう思ったもんやった。

けれど、今同じ本を読んでみて違った感情をもっていることに気づいた。

もし息子がおったらこういう風に育ててみたいなぁ

もちろん結婚の予定もなければ息子ができるなんてことはいつになるかわからない。でもなんとなくこういう思いたてるのは大人になっているやろうか。中学生の視点がいつの間にか親の視点に変わっていた。

自分の精神的な成長を見れたようでちょっとおもしろかった。

きっとこうやって俺は10年周期くらいで「岳物語」に出会って、またサッと読んでしまうやろう。

でもきっとそのとき持つ感情は違うと思う。

一冊の本と共に歩いていく人生、悪くないね。
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